コンビニのコーヒー美味いなぁ
でも味に飽きたなぁ。
ご自宅で淹れれば、好みに合わせて豆や焙煎具合が選べて楽しいですよ
でも、”蒸らし”とか”何回かに分けて注ぐ”とか、淹れ方が難しいんでしょ。
いえいえ、誰でも簡単にプロのような味にできるんです。
という事で「自宅バリスタ」にチャレンジしてみましょう。
豆にこだわる。
どうすれば自分の好みのコーヒーになるのか。
その答えはコーヒーの原料である豆にこだわる事、これに尽きます。
まずはお店選びから
スーパー、コンビニ、ドラッグスト、アネット販売、専門店と、コーヒー豆は様々なお店で販売しているけど、でも品質は様々。
オススメしたいのは、コーヒー豆を注文してから焙煎をしてくれる専門店です。
焙煎の度合いも選べるのと、焙煎した日が明確で鮮度の管理がしやすいです。
そういった専門店だと、メジャーではない種類も置いてあるから、
自分だけのお気に入りが見つかるかも。
専門店なんて値段が高いじゃないかと聞こえてきそうだけど、そんなことはありません。
確か100g千円以上の品物もありますが100g五百円から六百円の品物もあります。
なので、通常10gで一杯のコーヒーが妥当な量なので、コンビニの100円コーヒー5杯分のお値段で10杯は楽しめる計算。
豆の鮮度が風味に影響
◆豆のままがベスト
コーヒー豆の風味にピークは焙煎から1~2週間後で、その後徐々に風味が失われていく、豆を挽くとその劣化スピードがさらに加速。
なので、出来るだけ豆のままで保管して使う分だけミルで挽くことが望ましいとされている。
実際に飲み比べるとその差は明らかなので、是非とも豆で保管してほしいです。
◆保存方法
コーヒー豆の鮮度が落ちる原因は酸化。
それを防ぐには、フリーザーバッグなどに入れて出来るだけ空気を抜き保管。
※だだし、豆を焙煎したその日に密封はNG。
焙煎したての豆にはガスが含まれているのでガス抜きの意味でも2~3日間はそのままで。
・常温で保管するとして3週間
・3週間以上保管するなら冷蔵庫へ
・2カ月以上保管するなら冷凍庫へ
※冷凍庫で保管すると常温解凍が必要になってしまうので注意。
飲みたいとき直ぐ飲めないので小分けにするなどの対策を。
保管期間の目安はあくまで風味の劣化が少ない期間ですので、
期間を過ぎても楽しめます。
大体のお店で100g(約10杯分)単位での販売もしてくれるので、保管場所の確保ができない場合は、すぐ飲み切れる量を買う選択肢も。
自分で豆を挽いてみよう
コーヒーミルについて
◆粉砕の方式
コーヒーミルの種類には「プロペラ式」という「臼式」がり下記の特徴あります。
- プロペラ式
- 豆を切り刻む
- 電動ミルに多いタイプ
- 微粉が出やすい
- 臼式より価格が安い
- 臼式
- 豆をすり潰す
- 手動ミルは全般的にこのタイプ
- 微粉が出ずらい
- プロペラ式より価格が高い
「プロペラ式」は価格を抑えられるが、その分挽きムラが出やすい。
挽きムラはコーヒー抽出時に雑味になってしまう。野菜を切って炒める時にサイズをそろえないと火の入り具合がばらつくのと同じ原理。
なので、できるだけ「臼式」のような挽きムラの出ずらい種類を選んで頂きたい。
◆動力による違い
動力にも手動と電動があり特徴は下記のようなもの。
- 手動ミル
- 品質に対して価格が安い
- コンパクトな物が多い
- 音が静か
- 電動ミル手動ミル
- 品質+電気部品の値段さ
- 臼式だとかさばる
- モーター音が鳴る
手動と電動の違いは簡単にいうと、手間ひまとお値段がトレードオフで、電動は隠密行動には向いていません。
質を高くしたいけどお値段が気になる方には手動ミルがおすすめです。
手動ミルにする事で、臼式を選んでんで上がるコストを相殺って事だね。
コーヒー豆の挽き具合
豆の挽き具合には大きく分て5種類あり、それぞれに最適な抽出方法がある。
- 極細挽き
ほぼ粉砂糖の粒感、「エスプレッソ」に適している。 - 細挽き
上白糖より少し粗い粒感、「サイフォン」(喫茶店のイメージ大)や「水出し」に使われる。 - 中細挽き
グラニュー糖くらいの粒感、「ドリップ」によく使われている。 - 中挽き
グラニュー糖とザラメの中間の粒感、「フレンチプレス」(今回の主役)に適してる。 - 粗挽き
ザラメほどの粒感、「パーコレーター」(キャンパーが持ってる)に適している。
この挽き具合によって風味や苦みのバランスを取ることになり、今回はフレンチプレスを使うから、「中挽き」ぐらいが目安なります。
大きく分けては5段階ですが、お求めになるミル次第で更に段階わけが出来ます。
エスプレッソが苦いのは豆を凄く細かくするのも要因だったんだね。
フレンチプレス
フレンチプレスの利点
♦テクニック不要
実に簡単な工程で美味しくコーヒーをいれられれ、誰が淹れても味の違いが出ないのがフレンチプレスの良いところ。
♦コーヒーの味がダイレクト
コーヒー粉をお湯に漬け込むので、豆本来の特徴がダイレクトに反映され、コーヒーの深い味わいが楽しめる。
◆紅茶や緑茶と兼用で使える
急須(きゅうす)と同じ用に使えるので、お茶類も淹れることが出来る。
フレンチプレス使い方
◆分量(1杯分)
目安として、コーヒー粉10g程度に対し、お湯150cc。
プレス器には一般的に2杯分は作れる容量の物が多い。
コーヒー粉とお湯の量は豆の種類や焙煎度合い、飲む方のお好みで変わってきます。
◆手順
- コーヒー粉とお湯を容器に入れる。
お湯を注ぐときに全体が湿るよう回しいれる。 - 蓋をする。
蓋にはフィールター付の棒が貫通している。 - 4分間待つ。
時間が短いと風味が薄く、長いと風味が濃く代わりに雑味が多くなる。
バランスのとれる目安が4分間。 - フィールターを押し込む。
フィルターの付いた棒をを容器の底まで数秒かけてゆっくりと押し込む。
あとは、好きなカップに注いでお終い。
コーヒーの道しるべ
フレンチプレスの利点でもお話したとおり誰にでも同じ味を再現できて、しかも豆の味がダイレクトに出る。
このことから、僕はフレンチプレスはコーヒーの道しるべになると思っています。
どういう事かというと、
淹れ方の問題で味にムラが出来ると、お気に入りの豆を探す際に、せっかく巡り合ったお気に入りになるはずだった豆をスルーしてしまうという悲劇が起きてしまうでしょう。
そこで、このフレンチプレスの特徴を活かすことで、悲劇を無くすことが出来るのではと思った次第です。
最後に
御自宅で本格的なコーヒーを淹れる最初のステップの参考になったでしょうか。
コーヒー豆を挽くときの香が至福の時間なので是非ともミルで挽いてほしですし、フレンチプレスで淹れるとドリップの味とはまた違ったコーヒーに仕上がります。
なので、初めての方は勿論、今までドリップしかした事がない方にも是非ともチャレンジしてほしいです。
以上。